海外スキーツアー基本内容について

海外のスキーシーズンはいつからいつまで?
 おおよその目安ですが、海外スキーリゾートのシーズンは11月下旬~4月下旬がほとんどと考えていいでしょう。また、標高の高いリゾート、降雪の多い地域や冷え込みの強いエリアでは、11月中旬からオープンしますし、5月上旬位まで滑走できるエリアもありますし、氷河エリアのあるリゾートでは、夏の氷河スキーも可能です。そして、シーズンの逆のニュージーランドでは6月中旬~9月下旬というのが目安ですね。
スキーはレンタルできる?目安はいくら位?
 スキーやスノーボードのレンタルはもちろん可能です。色々なレベル・サイズ・メーカーのタイプがあり充実していますので、問題なくレンタルすることができます。
 ただし、1つご注意頂くのがブーツです。足のサイズは日本人と外国人では作りも違うので、できればブーツはお持ち頂くのをオススメします。とくに女性で23cmなどの小さいサイズは海外ではキッズ用ブーツになってしまう場合があります。また、海外では日本のスキー場と比べてはるかに長い距離を滑走します。知らずしらずに長い距離を滑ってムリをしています。しっくりとこないブーツでは、痛くなったりケガの元にもなります。標準的なサイズでない場合にはぜひブーツをご持参下さい。

 レンタル料金の目安としては、スキー板・ストック・ブーツの3点で1日あたり1500円前後が基本です。
 スキー板・ストックの2点なら1000円位になりますし、レベルの高いレーシングタイプやハイパフォーマンスタイプ、ニューモデルなどは2000円以上します。これを滑走日数でかけてください。日数が長いと1日あたりが少し割引になります。
 スノーボードの目安は板とソフトブーツで1日あたり1000円程度が目安。もっといいものなら1500円以上です。スノーボードについては、レース用などのハードブーツはレンタルショップではあまりストックがありません。ほとんどがソフトブーツになってしまいます。
スキーリフト券はいくら位?必要なものはある?
 リフト券の料金はスキーリゾートによって若干の上下はありますが、おおよそ1日5000円が目安です。リゾートやタイプによって4500~5500円の間です。日本のスキー場とほとんど変わりません。
 当然、数日間のリフト券を購入すれば、1日あたりはだんだんと安くなっていきます。また、海外でも子供料金やシニア料金があります。対象の方はこれらを利用してください。お得になります。さらに、リゾートによっては、初滑りの時期や春スキーの時期に料金が半額などとても安くなる場合もあります。カナダのウイスラーではこの半額キャンペーンをしており、すでに有名ですね。

 ほとんどのリゾートでは問題ないのですが、まれにリフト券用に写真が必要なリゾートがあります(フランスなど)。ご旅行自体のためにも、4×3cm程度の写真は2~3枚持参することをオススメします。また、数日間のリフト券の場合は不要でも、シーズンパスには写真や身分証明証が必要なスキー場もあります。
自分のスキーを持って行きたいけど?
 ご自分のスキーを持参するのはもちろんOKです。ただし、航空機の重量制限がありますので、十分な注意が必要となります。
 北米方面では、機内預け荷物はサイズ制です。個数は2コまで、重量は32kgまで。通常サイズのスーツケースとスキーセットならば、問題ないでしょう。超過手荷物料金を徴収されることはまずありません。
(ただし、荷物検査は非常に厳しく、またスキーセットのバッグに色々な荷物を詰め込んでいたりする場合にはチェックが入るケースもあるようです。ご注意下さい。)
 ヨーロッパ方面の航空会社では、エコノミークラスは20kgの重量制限です。航空会社によってスキーセットは無料というところもありますが、通常は20kg超過した場合に限り1セットで3kgという規定があったりします。超過料金は1kgあたり7~8000円もしますので、極力20kg以内に収めることをオススメします。
海外スキーエリアは日本と違う?
 やはり海外スキーリゾートは規模が違います。日本最大級のスキー場・白馬八方尾根スキー場がコース13、標高差約1100m、最長滑走距離約8kmですが、例えばスイスのツェルマットは標高差2000m以上、最長滑走距離も20km、フランスのヴァルディゼールもリフト100以上など、スケールが違います。中には日本クラスのゲレンデもありますが、それらが連結してスキーサーカスができるようになっていたり、氷河エリアも滑走できたり、楽しさが沢山あります。
 また、海外では日本にはあまりない、TバーやJバーもかなりあります。標高が高く、風が強いなどの問題でリフトやゴンドラを通せない場合、Tバーなどが活躍します。慣れていないと何度か転んでしまったりします。それもまた海外スキーの楽しみの1つでしょう。
 海外スキーエリアでは、リフトやゴンドラを待つというのはほとんどありません。最初の1本は10~15分の待ち時間があったりしますが、それを上がるとあとはまったくといっていいほどスムースにリフトを利用できるのです。そして長くて広いバーンが続き、知らずしらずに沢山の距離を滑っています。日本で2度3度滑るよりも、海外で1度滑るほうがよりスキーを楽しめる、ということなのです。
海外リゾートのホテルはどんな感じ?
 海外リゾートのホテルはタイプによって大きく2つに分かれます。
 ヨーロピアンタイプは、クラシックな外観や設備、室内で、いかにも海外に来た雰囲気を楽しませてくれます。また、アメリカンタイプは、都市にある高層ビルタイプ。明るく広めで機能的です。どちらにもいい点・悪い点があります。
 ヨーロピアンタイプは、雰囲気よく、食事もコースメニューがほとんど。いかにも海外というムードが感じられます。でも2~3星クラスのホテルでは、部屋にバスタブがなかったり、部屋が少し狭かったりします。アメリカンタイプは部屋が広めで機能的、バスタブもほとんどあります。使い勝手はいいですが、雰囲気などはありません。
 ヨーロッパのリゾートの大部分はヨーロピアンタイプのホテルが多いですし、北米などではアメリカンタイプのホテルがほとんどになります。またアメリカンタイプは食事つきというプランはほとんどありません。
 例えばホテルで夕食をとる場合、4星~5星クラスではジャケットに襟の付いたシャツ、ジーパンでなく折り目のあるようなズボンという服装が望ましいですね。2~3星クラスではカジュアルな服装で問題ありません。また北米方面のリゾートでもカジュアルな服装での夕食でOKです。
PAGETOP